映画原人の穴

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【映画】「T2 3D」―世界よ、これが3Dだ!!―

ターミネーター2 特別編(日本語吹替完全版) [Blu-ray]

 

概要

 今や、4DXやMX4D,VRやARなど、「飛び出すだけではない現実感」を追求した映像表現が世間にバッチリと認知され、娯楽等で普及している。

 デジタル3Dはそれらの先鋒として登場し、キャメロンの「アバター」で一気に世界に普及した……ところが現在、鳴り物入りで投入されたはずの3D対応テレビは何時の間にか皆撤退し、次世代映像の牽引役だったはずの3Dは下火になってしまった。

 しかし、この「T2 3D」はそんな3D業界を再び躍動させるダイナモの様な圧倒的な傑作であった。既存のどんなVRよりも凄まじい現実感だ!

 

 

あらすじ

 ジョン・コナー(エドワード・ファーロング)は無事誕生するが、母のサラ(リンダ・ハミルトン)が精神病院に入院したこと等によってすっかりとグレていた。
 
 そこへ未来から二体のターミネーターが送り込まれる。一体はジョンを抹殺するため。もう一体はジョンを危機から守るために……


感想

  劇場公開から30年近くたつ作品であるが、TVで幾度も放映されている事もあり、その認知度はすこぶる高い。かくいう私も劇場公開で観ることはできなかったが、その後の「ゴールデンシアター」あたりですっかり虜となり、今では放送されていれば必ず見るし、ゲーセンであったガンシューもやりこむ程の大ファンになった。

 そんな「T2」が3Dとなって帰ってきたのは昨年2017年。その評判はちらちらと見えていたが、大変な金欠だった私は「もう何度も観てるし……」と、劇場に足を運ばなかった。

 2018年となり、有楽町にある「TOHO日劇」の閉館に併せたラストショウで「T2 3D」が再び上映されると知り(しかも1100円!!)、逃す手はねぇという事でやっと観に行ったわけだ。

 結果として、観に行って……本っ当に良かった!!これまで3D映画は「アバター」から始まりいくつも観てきたが、観慣れたものが生まれ変わったように感じたからか、どんな作品よりも新鮮で興奮した!

 改めて「T2」を観てみると被写体の背後で密着した様な(つまりサードパーソン視点の)カメラワークが多いことに気付く。それを3D版では被写界深度を浅くしたように加工し映像に深い奥行きを確保、まるで人物が浮かび上がっているかのような映像を実現した。
 
 特に必見なのはラストのヘリコプター追尾シーンだ。映画を観ていてディズニーシ―の「タワー・オブ・テラー」の様な浮遊感を味わったのはこれが初めてだ。

 またこの3D版は劇場オリジナル版をもとに作っている。様々な追加シーンを補足した「特別編」でないことを残念がる人は多いが、「特別編」ではこの3Dの波に乗れる様なテンポ感はなかったと思える。

 そして、何よりも大好きな「T2」を映画館の大スクリーンで観れたという事が一番重要だ!テレビで観てあんなに楽しかった映画を劇場で観るとこんなに新鮮な発見と楽しみを味わえるのか。
 これは「午前10時の映画祭」をもっと大々的なものにして、もっと沢山の映画を上映してもらわないとな!

 

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