映画原人の穴

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【映画】「コンスタンティン」―実はこれもアメコミ映画―

コンスタンティン (字幕版)

概要

 無敵キャラが似合う男、キアヌ・リーヴス主演の悪魔祓い映画。天使と悪魔、というワードをある種の人々(中二病患者)を猛烈に刺激し、さらにこの作品に登場するガブリエル(ティルダ・スウィントン)は「黒執事」とか好きな人には悶絶級にたまらないキャラクターであるし、スーツを着こなし軽やかな口調でしゃべるルシファー(ピーター・ストーメア)も同様だ。そしてやっぱりキアヌはカッコいい!
 宗教に興味のある中学生は必見‼(※R-15)

 


あらすじ

 天国と地獄の狭間にある人間界には、悪魔又は天使の要素を併せ持つ人間「ハーフブリード」がいたものの、その三界を自由に行き来することは出来なかった。ジョン・コンスタンティンキアヌ・リーヴス)は悪魔祓いを称し、悪事を働くハーフブリードの始末を行っていたが、その理由は地獄行きが決まっていた自分の運命を変えるための天国に対するアピールであった。
 ある日、少女にとり憑いた悪魔が人間界に潜入しようとしていたのを目撃したコンスタンティンは、三界の均衡が崩れつつあることに気付く……


感想

 高校時代の友人がやたらのこの作品に傾倒していた。彼はそういった類のものが大好きで、もう名前は忘れてしまったが中々マニアックな漫画をいくつも薦めてくれた(ムズムズする作品群だった)。彼が今何をしているのかはわからないが、中二病を引き続き患っていてほしいと思う。

 この「コンスタンティン」は、DCコミックの「ヘルブレイザー」という作品が元になっているから現在展開中の「DCユニバース」にぶち込むことも可能であり、「コンスタンティン2」の製作が決定されているから大いに可能性はあるわけだ。キアヌが出る可能性は低いが。

 ちなみにもともとジョン・コンスタンティンとはアラン・ムーア「300」「ウォッチメン」の人)原作の「スワンプシング」に登場するキャラクターであり、「ヘルブレイザー」はVertigoというDCの大人向けレーベルから出ている彼を主演に据えたスピンオフである(コミックと映画は全く内容が違う)。

 この作品の魅力は、キリスト教のモチーフを限りなく漫画的にデフォルメしたキャラクターや武器であり、キャストもピッタリと当てはまっている。特にガブリエルは高貴なサドといったキャラクターであり、ティルダ・ウィンストンの細身で中性的な容姿はバッチリだ。

 ジョン・コンスタンティンについてはヘビースモーカーというありがち設定を、それだけでは終わらせず余命一年というストーリーの発端に結び付けている。数々の作品でヘビースモーカー設定はただタバコを咥える画が欲しいだけの理由でしかないが、それとは一味違うのだ。
 また、コンスタンティンは聖具を用いた武器を使い、全てが金ピカであり、それも色々と連想させる。結局のところこの映画を好きな人の多くは「自分が好きなものを好きな人は好き」という仲間意識が働いているのだと思う。

 物語としてはハッキリ言って物足りない所が多く、敵はバトルキャラクター(必殺技とか)として魅力がないし、実際戦闘はあっさりしている。天国・地獄、人間界など世界観も掘り下げ不足だ。だからこそ、これからそれを拡大し続編を作る余地があると思うのだが……本当にやるのだろうか。

 

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