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映画原人の穴

映画を中心とした感想ブログです。ネタバレなしです!

【映画】「Tom Clancy's Ghost Recon Wildlands: War Within The Cartel 」とゲームの実写化

洋画 ゲーム アクション

Tom Clancy’s Ghost Recon Wildlands: War Within The Cartel (字幕版)

 

あらすじ
 
 サンドバル(D.J.コトローナ)は麻薬カルテル「サンタ・ブランカ」に長年在籍していたが、実はDEAの潜入捜査官だった。彼からの情報をもとに実施された作戦は失敗し、カルテル幹部たちはサンドバルがスパイであることを突き止める。
 サンドバルは妊娠中の妻を連れ、脱出を試みるが……

 


おすすめ

 ついこの間(2017年3月9日)発売された「ゴーストリコン ワイルドランズ」。それのプロローグがこの実写作品だ。30分ほどの短編だし、アマゾンのプライム会員なら無料で観れるのでお得なのだが、まあゲームをしない人は別に観る必要もないだろう。


感想

 これはゲームの宣伝ビデオです。

 物語のリアリティ、というか厳密さは小説、映画、ゲームなど……その媒体で許容点は異なるわけだが、ゲームというのはそれが著しくルーズだった。しかし、技術の進歩で映像や音楽がより厳密になるにつれ、ストーリーもまたリアリティが求められるようになっていった。

 最近はかなりの本格路線でゲームを実写映画化することが増えてきている。例えば最近ではマイケル・ファスベンダー主演の「アサシンクリード」や超大作の「ウォークラフト」などはかなり気合が入っているように思える作品だ。少し前まではゲームの実写版なんてものは、大抵かなりチャチいものだった。
 この間ついに完結したミラ・ジョボヴィッチ主演版「バイオハザード」シリーズもかなり香ばしい作品だったが、あれはまだマシで、実写版「デッドオアアライブ」や実写版「ストリートファイター」(1994年のヴァンダム版2009年の春麗押しの二作品がある)、実写版「DOOM」(終盤のFPS場面が見どころ)、実写版「龍が如く」など、何となく何かが足りない作品ばかりだった。

 映画以外にもゲームの実写化はいくつもある。「ドラクエ」シリーズのCMでは実写版ドラクエといった趣のものが作られていたし、「バイオハザード」も今ではミラジョボの映画シリーズ以外にも、それよりもはるか以前からゲーム内に実写ムービーが同梱されていた。

 本作のようなゲームの宣伝のための作品もいくつかある。先ほど出た「龍が如く」や「喧嘩番長」も発売時に広告用のオリジナルビデオが製作され、当時「ファミ通waveDVD」等に収録されていた。
 結局それは宣伝で本編ではないのだから出来もそれなりだった訳だが、本作はそれらに比べると比較的高クオリティだ。あくまで比較だが。
 本作のリアリティの線引きは本編であるゲームに準拠しているのだろう。ストーリー展開も雑で大振りだし、特に悪の女幹部は漫画に出てくるような冗談かと思うほどの悪役っぷりだ。

 これってゲームの良さを消さずに実写化すると失笑してしまうようなネタっぷりになってしまうということではないだろうか。まあ「街 〜運命の交差点〜」のような実写ゲームもあるが、こっちはラジオドラマが作られたりしたらしい。
 どちらにしても「結局はフィクション、ウソなんでしょ?」と言われると何も言えないが、それでも素人には気付かない細かい箇所でリアリティの感じ方は変わる。それを自然にベストな見せかたを出来る人が天才なのだろうか。そう考えると本作の製作者たちは天才ではないようだ。