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映画原人の穴

映画を中心とした感想ブログです。ネタバレなしです!

「トリプルX:再起動」はワイルドスピード的に何でもぶち込んだちゃんこ映画になっていた!

洋画 2017年新作映画

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あらすじ
 NSA(アメリカ国家安全保障)のギボンズサミュエル・L・ジャクソン)が人工衛星に直撃し死亡した。NSAは衛星の遠隔操作に使われた「パンドラの箱」を入手するが、謎の一味に襲撃されて強奪されてしまう。
 そこで一味を追跡できるエキスパートとして、隠遁生活をしていたXゲームの達人、ザンダー・ゲイジ(ヴィン・ディーゼル)が再び駆り出される……

 

おすすめ
 2002年に公開された「トリプルX」の続編。それの直結の第2作と思っている人も多いかもしれないが、実は2005年にアイス・キューブ主演、リー・タマホリ監督(良い名前だね)で「トリプルX ネクスト・レベル」として第2作が製作されている。しかし、全米での興行収入が振るわなかったためか、日本ではビデオスルーとなってしまったのだ。そのため予定されていた第3作の製作が中止に追い込まれてしまったが、遂に企画が復活したというわけだ。
 しかも、ドニー・イェンやらインドのスーパー美女やら、サッカースターまで?色んなものを放り込んでごった煮にした狂気的なバカ映画に仕上がって!派手なシーンばかりだから映画館の大スクリーンと轟音で身を震わせてみるべし!

感想
トリプルX」が帰ってきた!実はワタクシ、これの大ファンでして、2002年公開の初代がテレビCMで宣伝されるたびに目が釘付けになっていたのです。というか、当時は他にもパルクール映画の「ヤマカシ」とかが出ている頃で、この手のエクストリームスポーツにはまり、よく自分でも真似していたものだ。
 続編の「ネクスト・レベル」だって興行的には失敗したかもしれないが、個人的には楽しんでみたものだ。覚えているのはモンスタートラックが普通車を下敷きにして猛進する場面のみだが。

 一度は終わったこのシリーズが復活したのは動画共有サイトSNSウェアラブルカメラが発達したことでエクストリームスポーツが再び熱を噴き上げているからだろう。 
 事実、劇中それらの要素が頻繁に登場するし、去年は「X-ミッション」という名前で明確にXゲーム映画と分かる作品が公開された。これは1991年公開の「ハートブルー」のリメイク作品であるが、「トリプルX」も黙ってはいられなかったのだろう。

 そして作られた本作は最近はやりの小奇麗な男たちが活躍するさっぱりした作品を吹き飛ばしてしまう油ギトギトのコテコテアクションになっていた!
 まずオープニングからスゴい。微妙なCGの人工衛星とゴキゲンな音楽(今時珍しいガチャガチャ系)に乗せて、2000年前後の赤字フォント(太くてデカい)で関係者の名前が次々と出ては消える。まるで2002年製作映画を観ているようだ。
 そこから休む間もなくサミュエル・L・ジャクソンのマシンガントークとかブラジルの英雄やらがわらわらと現れて、しかも唐突に大爆発。
 整合性もクソもないような豪快な展開で幕が上がるが、そのあともずっとこの調子だ。

 お次はスケボーで坂道を駆け抜けるヴィン・ディーゼル。そういえば、4年ほど前のジャッキー・チェンライジング・ドラゴン」の冒頭も坂道を猛スピードで下る場面だったな。本作はこのように、何処かで見たような場面がトリプルX風な豪快調理を施され次々と登場する。「007 スカイフォール」の冒頭の様なヤリチンっぷりをまさに冒頭で見せてくれたりする。あからさまだ!
 他にも役者たちが他に出演した作品(アベンジャーズとかワイルドスピード)とかをネタにしたメタ発言も頻繁だ。
 また失敗作としてなかったことにされていた雰囲気もある「ネクスト・レベル」もしっかりフォローしていた。色々なところに手をまわし過ぎだ!訳が分からなくなった人もさぞ多いことだろう。

 色々な要素がゴタ混ぜになったために、エクストリーム要素は減ってしまった。これは「ワイスピ」でストリート要素が減ったのと同じだ(主演も同じだし、音楽のカンジも同じだ)。だが、量が減っても見せ場はしっかりと用意されている。バイクでサーフィンを楽しむシーンだってあるし、もっとすごいのもある!
 ドニー・イェンの陰に隠れているが、本作にはトニー・ジャーも出ている。しかし「ワイスピ」でも思ったことだがジャーはハリウッドで格闘家というよりもアクロバット運動の達人と思われているようで、格闘シーンが少ないのが残念。というか格闘の達人が二人もいるのに同じグループだからやり合う場面がない!単純な無双アクションばかりなのは芸がないと思うが……。
 
 他にも個性があるんだかないんだかよく分からない登場人物たちがわんさか登場してくる。
 NSA幹部のマルケ(トニ・スコット)は研ナオコ似で、ヴィン・ディーゼル達を裏で支えるしゃべりすぎタイプのコミュ障ベッキー(ニーナ・ドブレフ)は何処となくギャル曽根に似ている。
 他にも赤ちゃんがおしゃぶりをする様にマウスピースを咥える男とか、ネタが多すぎる。

 過剰すぎて消化不良になってしまう映画だ。しかし、このような映画を欲するときは誰にでもあるはず。何でもかんでも合理性とか効率を追求してたら息苦しくなってしまうからだ。破天荒な作品を鑑賞する際は変に理屈を持たず、流れに身を任せよ!

 

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