映画原人の穴

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【映画】「トイストーリー3」―人生の区切り―

トイ・ストーリー3 (字幕版)

あらすじ
 アンディは大学進学のために一人暮らしをすることになり、自分の部屋を整理することになった。
 おもちゃは今も持っていたが、遊ぶことはとうになくなり、思い入れが一番強いウッディを大学へもっていき、他は屋根裏に保管しようとするが、お母さんがゴミと勘違いし、外へ出してしまう。
 捨てられた!と絶望したおもちゃたちはアンディと決別し近所の保育園へ行くが……

 

おすすめ
アンディは大人になり、「トイ・ストーリーシリーズ」の直撃世代も大人になった……。本当の大人となり自立するためには過去の自分を切り離さなくてはならない。今回はそういう物語だ。
 過去作を意識した演出は号泣不可避で、10数年前の幸せだった記憶を呼び覚ます。しかし、そこで立ち止まってはいけないのだと優しく背中を押してくれる映画だ。

感想
 今までいくつものおもちゃ、ゲームを買い与えらえてきたのだろう、しかし手元に残っているものはほとんどない。「トイ・ストーリー」を観ると捨てたものたちに対して申し訳ない気持ちが沸き起こる。似たような人は数多いだろう。
 その点アンディはスゴイ!全てとはいかないが、おもちゃは大体大切に保管している。大学生となり、家から出るときもウッディを心の友として持っていき、他も捨てずに屋根裏に保管しようとするのだ。その気持ち……わかる。

 とはいえ、おもちゃ達は複雑な気持ちだ。2でも描かれていたことだが、おもちゃの一番の喜びは、「一緒に遊ぶ」ことだ。屋根裏だろうが、ショーケースだろうが置かれているだけではツマラナイ。そんな不安定な心境の中、アンディのお母さんが屋根裏へ行くはずだったおもちゃの袋を間違えてゴミに出してしまう。そしたらみんな憤慨し、近所の保育園へいくのだ。保育園ならば子供もたくさんいるから遊び相手には困らない!

 たどり着いたサニーサイド保育園ではロッツォというピンク色のクマがおもちゃ達を仕切っており、バズ達は温かく迎え入れられるのだが彼らにより最年少組の部屋に閉じ込められてしまう。保育園の年長組は、ままごとごっこなどでおもちゃを丁寧に扱う。しかし、最年少組にとっておもちゃとは、なげて、ちぎって、舐め回すものだ。バズやジェシーの対象年齢より下の子供たちなのだ。ロッツォに対し、配置転換を訴えるも、却下されてしまう。楽しいはずの保育園が牢獄になってしまうのだ。

 この通り、おもちゃ達は人間に翻弄されてしまう。しかし、人間の前では動いていけない、という「決まり」で分かるようにおもちゃは人間(というか子供)がいなければ成り立たない。知恵を絞ってアンディの元へ帰ろうと奮闘を開始するのだ!笑いにアクション、ハラハラドキドキ、そして涙……すべてが詰まった傑作を見逃してはいけない。

 そして今、「トイ・ストーリー4」を製作するという事を知った。公開は早くとも2019年あたりになるという。3から9年の歳月が流れた。どんな作品になるのか楽しみでならない。とりあえずyoutubeで過去作を……って過去に捕らわれてはいけない!でもwikiとかでトリビアを読むのとか面白すぎんだよな。例えばゴミ清掃車の運転手が第1作に出てきたシド(おもちゃの改造をしてた子供)だったとか、ジェシーを捨てたエミリーは実はアンディのお母さん!?とか……過去に区切りをつけられないのは俺だった!