読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

映画原人の穴

映画を中心とした感想ブログです。ネタバレなしです!

「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」―全てはラストのために―

f:id:genjinoo:20170211233344j:plain

 

あらすじ
 ゲイレン・アーソ(マッツ・ミケルセン)は帝国軍により究極兵器デス・スターを無理やり作らされていた。しかし、彼は内緒で弱点を作り、その情報を帝国軍パイロット、ボーディー・ルック(リズ・アーメッド)に託した。
 ボーディはその情報を持って会いに行ったのは反帝国軍組織のボスで、ゲイレンの友人ソウ・ゲレラ(フォレスト・ウィテカー)だったが、彼はゲイレンの娘であるジン・アーソ(フェリシティ・ジョーンズ)を預かってもいた。しかし、何年も前に離ればなれになってしまい、ジンは一人きりで時には犯罪にも手を染めながら暮らしていた……

 

おすすめ
 スター・ウォーズは本当の歴史になった!大河ドラマでは歴史上の様々な人物に焦点があてられる。そこには教科書には載っていないような本筋から少しずれたサブキャラも含まれるが、今回の「ローグ・ワン」はずばり、歴史の裏で活躍した名もなき人々が主人公なのだ。強大な力を持つジェダイ(というかスカイウォーカー家)の戦いの裏のわずかな力を振り絞る一般兵たち……世界は誰かの仕事で出来ているわけだな!

感想
 エピソード4の前日譚だ。「スター・ウォーズ」シリーズといえば、主人公はジェダイ、もっと言えばスカイウォーカー家だった。しかし、今回は外伝であり、主役を務めるのはかの家系ではない。幾分も劣る、ゴロツキ(rogue)とも言える奴らだ、なんたって主演のジンのファーストカットは刑務所だ。

 そして彼女のもとに次々と仲間が現れるわけだが、反乱軍から離反した者、敵から奪って改造したロボット(T2?)、頭を犯されてしまった帝国軍パイロット、路傍にあぶれたお坊さん……胡散臭い奴らだ!特にドニー・イェン演じる坊主のチアルートはフォースの力が備わっているようなのだが、今までの作品では気にならなかったが、普通の人間の中にポツンとフォースの者がいるとかなり浮いてしまう。

 浮いてしまうといえば、今回の映像美はまた新しい段階に行ったように感じる。CGの進歩は目覚ましいものがあるが、私はある一点が今まで気に入っていなかった。それはいくら高精細になっても、ある瞬間にのっぺりとしてしまうのだ。
 「ローグ・ワン」ではそれがなかった。クッキリと浮かび上がったように見えるのだ。昔のミニチュアで撮っていた頃の実物感、立体感があった。ものすごく精巧な”ミニチュア感”があったのだ。これは「ジン・ゴジラ」でも感じたことだったが、CGの新しい潮流になるのかもしれない。何故ならこれがIMAX3Dに抜群にあっていたのだ!今まで3D感が微妙な映画に多く出会ってきたが、これ程ハマったものはない……。

 そして何よりも重要なのは、あの終盤の驚異的な展開だ。この「ローグ・ワン」はそのまま「EP4」につながる作りとなっているのだが、その間はダニエル・クレイヴ版の「007/カジノ・ロワイヤル」と「007/慰めの報酬」ばりの緊密さだ。
 つまり、レイア姫キャリー・フィッシャー)が登場する。現実のキャリー・フィッシャーは昨年末に死んでしまった。色々な思いが交錯するラストは、いつも通りスッパリと終わる。つづくエンドクレジットの数分間にいろんなことを考えて、大満足して外へ出た。

 

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー  オリジナル・サウンドトラック

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー オリジナル・サウンドトラック

 
アート・オブ・ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

アート・オブ・ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

 

 

 

スター・ウォーズ 制作現場日誌 ーエピソード1~6ー CREATING THE WORLDS OF STAR WARS 365 DAYS

スター・ウォーズ 制作現場日誌 ーエピソード1~6ー CREATING THE WORLDS OF STAR WARS 365 DAYS

 

↑映画そのものだけでなく、制作現場も映画史の重要な一篇だ

 


Rogue One: A Star Wars Story Trailer (Official)