映画原人の穴

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「オースティン・パワーズ:デラックス」―こういうのが必要!―

オースティン・パワーズ:デラックス (字幕版)

 

あらすじ
 前作でめでたくゴールインを遂げたオースティン(マイク・マイヤーズ)とヴァネッサ(エリザベス・ハーレイ)だったが、ヴァネッサが爆発しオースティンは再び独身に戻ってしまった。
 世界征服をたくらむドクター・イーブル(マイク・マイヤーズ)は1969年へとタイムスリップし、宿敵であるオースティンのパワーの源”モジョ”を奪取するが、それを知ったオースティンもタイムスリップする……

 

おすすめ
 ただ笑わせるだけ……そこに一点突破したギャグ映画。笑わせるタネは豊富にそろえ、うんこ・ゲロといったコロコロ系の小学生ギャグ、フリーセックスに起源をもつ超低俗な下ネタ、有名どころのパロディー、さらには著名人のカメオ出演エルヴィス・コステロとか)などを随所に散りばめている。
 とはいえ基本的には下品ネタが主軸が置かれており、それは原題の"The Spy Who Shagged Me"にもみることができる(Shagはセックスを意味するスラング)。つまり、欲望まるだし、バカ丸出しだ!

感想
 ずっと昔に「オースティン・パワーズ ゴールドメンバー」を観た記憶があったのだが、実際はこっちだった。とはいえ、覚えていたのはおっぱいガンとテントでのお尻ギャグだけだが。
 話はのっけから滅茶苦茶で、前作のヒロインのヴァネッサが実はフェムボットというロボットだったことが新婚旅行中に明らかになる。フェムボットというのは70年代のSFテレビドラマ「地上最強の美女バイオニック・ジェミー」に登場した人型ロボットの呼称であり、そのドラマにはスティーブ・”オースティン”というキャラクターが登場する(未見)。
 「オースティン・パワーズ」は分かりやすい低俗ネタが多くを占めるが、実は分かる人が非常に限られるマニアックネタも随所にあるのだ。

 よく映画を観て、「観たところで何も得るものがなかった」とか何とかいう人がいるが、この映画はその極限を追及したようなもので無意味、無責任な映像のオンパレードだ。あのいちいち挿入されるダンスシーンはなんだ?
 でもそれが重ねあわされることで生まれる笑いは確かにあり、また不思議な多幸感も醸し出す。何の意味もないことをやっても生きていけるのが幸せなんだ。必要なことに追い立てられているのが現代のストレス社会だからな。
 この映画を観て笑っていられるという事は、まだ大丈夫だという証拠だ。気楽に生きよう!

 

 

 

↑前作 

 

 ↑続編

 


Austin Powers: The Spy Who Shagged Me - Trailer