映画原人の穴

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「パトリオットゲーム」―家族が一番大事!―

パトリオット・ゲーム (字幕版)

 

あらすじ
 元CIA分析官のジャック・ライアン(ハリソン・フォード)は米海軍兵学校の教官となっていた。仕事を兼ねて家族でロンドンに来たライアンは偶然テロ現場に遭遇、標的となったホームズ卿の救助に成功した。
 しかし、その際に襲撃犯の兄弟の内、弟を射殺したことで兄のショーンショーン・ビーン)から執拗に追われることに……

 

おすすめ
 現役を退いたプロフェッショナルがある危機を境に現場に復帰する物語だ。同時期にクリント・イーストウッド主演で公開された「ザ・シークレット・サービス」も同じような設定となっているのだが流行っていたのだろうか。
 とはいえ劇中、独身で24歳年下のレネ・ルッソを口説きまくってやっちゃったイーストウッド(当時すでに還暦)に対し、こちらは妻と娘一人の3人家族で仲睦まじい。
 さらにイーストウッドの実生活でのヤリチンぶりを考慮すると、「エクスペンダブルズ」の出演資格は十分にあったといえる。俳優引退が悔やまれる。

感想
 この映画はトム・クランシ―原作の『ジャック・ライアン・シリーズ』のひとつだ。これ以前にも「レッド・オクトーバーを追え!」が映画化されているが、その時のジャック・ライアンはハリソン・フォードではなくアレック・ボールドウィンだった。なんでも舞台出演のため、やむなく降板したらしい。
 物語はテロを阻止したためにテロリストに標的にされてしまう最強親父の奮闘であるが、そのテログループがIRA暫定派(アイルランド共和軍暫定派)であることが時代を感じさせる。なんたって今の時代のテロといえば皆イスラム過激派だ。
 弟を殺されたことでライアンに対し、異常なまでの執着心を持つショーン、この男ハッキリ言ってアイルランドの事は何も考えていないように思える。それよりも肉親のほうがはるかに大事なのだ。終盤は本当に狂ったような執拗さだ。
 しかし、このショーンの暴走がなければ映画の面白さは半減してしまっていたのだろう。それに肉親を思う気持ちはライアンも一緒だ。使い方を間違えるとこうも変わってしまうのだが、本質は一緒だ。
 それに、どこで起こるのかだれで起こすのか、何時起こるのかわからないテロの恐怖はなんとなくわかった。そしてその一派の活動をはるか天空(衛星)から監視して作戦を遂行していくアメリカ……というのは今も変わらない。なんだ、みんな変わらないじゃないか!
 ハリソン・フォードのさりげなく強い演技も抜群で、一見全く強そうに見えないのにやっぱり強いというギャップに、ショーンもついつい無理してしまったのだろうと合点がいく佳作だ。

 

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Patriot Games - Trailer