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映画原人の穴

映画を中心とした感想ブログです。ネタバレなしです!

「バトルフロント」―スタローンが築くこれからの筋肉!―

バトルフロント(字幕版)

 

あらすじ
 元麻薬潜入捜査官のフィル・ブローカー(ジェイソン・ステイサム)は一人娘のマティ(イザベラ・ヴィドヴィッチ)と共に亡き妻の故郷で新しい人生を歩んでいた。しかしマティがいじめっ子を鉄拳制裁したのがきっかけで、そのガキの伯父であるゲイター(ジェームズ・フランコ)に目をつけられてしまい面倒なことに……

 

おすすめ
 主演:ステイサム、脚本兼製作シルヴェスター・スタローン……これはあの「エクスペンダブルズ」の中心となるコンビだ!これは齢70となったスタローンが、自分の跡を継ぐアクションスター育成事業において、筆頭若手がステイサムであると宣言しているに等しい(最もステイサムも50が目前だが)。
 世間的にスタローンは筋肉バカの脳タリンと思われている節があるがとんでもない!考えてみてくれ、これほど若い俳優や監督にチャンスを与える(『エクスぺ3』や『クリード』)等の、”自分だけでなく他人の、そして未来の映画界”の事を広く長い目で見ることのできる映画人は他にいるか?

感想
 スタローンの書く物語には常に美しい哲学がある。どんな人間ともきっちり接すれば分かり合えるという事だ。つまり殺しを実行するのは、きっちり接する時間がない時だ。その時は情け容赦ない。
 主人公のフィルは筋肉と頭脳を兼ね揃えた最強親父で可愛い娘を何よりも大切にしている。その平穏を壊しにやってくるバカたれども……勝敗はもうわかるだろう?この映画はその定番ネタを高品質に仕上げた良作だ。
 舞台はアメリカのド田舎で閉鎖的な社会だ。とはいえ、住民同士が深く粘着し、腐りきっているわけではない。田舎とは言え、wi-fiもあるだろうし、完全に孤立しているわけではないのだ。それは今までだったらただの悪党として描かれるわき役たちが割と丁寧に描かれている事で理解できることだ。
 このように、伝統的なストーリーと舞台でありながら、現代的にブラッシュアップされており、分かり切っているのに新鮮に鑑賞することが出来る。
 敵側の馬鹿さ加減もよく、とりあえず団体で揚々と乗り込んでくるバイカ―軍団、ずーっと混乱しているウィノア・ライダー、そして計算が狂っていきテンパリがひどくなるジェームズ・フランコ等、種類も豊富に楽しませて(やられて)くれる。
 この映画はスタローンが示す、筋肉アクションの新しいスタンダードなのかもしれない。筋肉アクションはまだまだ死なず!

 

バトルフロント(字幕版)
 
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バトルフロント(吹替版)
 

 

映画『バトルフロント』予告編