映画原人の穴

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「アイアンマン2」―選ばれし者が目覚めた!―

 

アイアンマン2 (字幕版)

あらすじ
 前作で自身がアイアンマンであることを公言したトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)。彼はそれが他の誰もが手を付けることのできない高度なテクノロジーであることを主張し、情報公開は拒否していた。
 しかし、そんなスタークをアイアンマンと同じテクノロジーで作られた装備を身にまとったヴァンコ(ミッキー・ローク)が襲撃した。それによりアイアンマンに対する世間の不安、そして情報公開を迫る動きが強くなってしまう……

 

 

おすすめ
 アイアンマンは無敵の装甲と強烈な武器で敵を圧倒するが、その中身、つまりスターク自身はエネルギーの源であるパラジウムに体を侵され、また周囲の人々や圧力には空元気で繕った”イメージ通り”のスタークで応答している。
 疲れ切った彼を癒す、心の支えとしての秘書ポッツ(グウィネス・パルトロー)とは劇中で喧嘩してしまい、スタークはまさしく四面楚歌の状態になってしまうのだが、どこからかそんなスタークを取り込もうとする巨大な組織が……。つまりこれは「アベンジャーズ」へのつなぎなのだ。
 
感想
 「マーベル・シネマティック・ユニバース」とはマーベルヒーローたちが一つの同じ世界を舞台に、時には単体で、時には集まって展開される膨大な作品群だ。これはまず「アイアンマン(2008年)」からスタートし、その時すでに作品世界が巨大化することを示唆(ニック・フューリーが登場)していたが、ここまでになるとは想像していなかった。そしてこの世界は既に2020年程までの企画が着実に進められており、東京五輪よりはるかにスムーズなのだ。スターウォーズシリーズは今後100年間作られるとルーカスは言っていたが、マーベル宇宙もスタン・リーが死んだとて作られ続けるのだろう。
 
 この世界においてスタークは非常に非常に重要なポジションにつく。なんたってヒーローを管理するS.H.I.E.L.Dという組織で扱われるテクノロジーの多くに”スタークインダストリー”が関わっているからだ。そしてそれはトニー・スタークの父親たちの代から続いていた運命なのだ。
 つまり、スタークは生まれながらにしてマーベルユニバースにおいて超重要な人物だったのだ。今回はそんな父親の過去を清算し、乗り越えることで、新しい「アベンジャーズ」という物語に移っていくための通過儀礼の話なのだ。
 
 だから中盤までの、それを理解していないスタークは幼稚で浅はかな振る舞いを連発する。しかし、ある場面から徐々に自分の役目について自覚し始めるのだ。
 とはいえ、最後は全部爆発させて清算を完了。根っこはまだまだ子供だったというわけだな。

 

 


Iron Man 2 Trailer