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映画原人の穴

映画を中心とした感想ブログです。ネタバレなしです!

「情婦」―面白さの秘密は抜群のテンポだ!―

洋画

情婦 [DVD]

あらすじ
 金持ちの老婦人が殺された。容疑がかかったのは婦人と懇意にしていた男ヴォール(タイロン・パワー)。彼は自分の無実を証明するため辣腕の老弁護士ウィルフレッド(チャールズ・ロートン)に自分の弁護を頼み来た。しかし、ヴォールに不利な証拠や事実が明らかになっていく……

 

 

おすすめ
 アガサ・クリスティ原作、ビリー・ワイルダー監督作品。ミステリー映画の原点とも言われており、スピーディな展開とラストの大どんでん返しが有名。ちなみにTBSラジオでやっている「伊集院光TSUTAYAに行ってこれ借りよう」で戸田奈津子が紹介していたぞ!

TBS RADIO 954 kHz │ 伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう!

感想
 見始めて驚くのがコマ落としで再生している(古いからか?)と錯覚するスピードで畳み掛けてくるセリフと動きだ。この勢い乗ることができれば後は最後まで安心して鑑賞していればいい。しかし、最後の最後に観客は座席から蹴飛ばされる。

 ラストの大どんでん返しがよく言われるが本当に大事なのはその場面まで客の目をくぎ付けにできているか否かだ。例えばウェズリー・スナイプスの「アート・オブ・ウォー2」でもラストに大どんでん返しがあるのがそれを観て思うのは「だから?」というものだ。

 つまりラストにどんな衝撃的な展開があったってそれまでに客を引き付けられなかったらむしろ急な後付設定を足したとしか思われないのだ。その点「情婦」は観客を置き去りにしかねないテンポとそれに必死に食らいつきたくなる魅力的な展開で最後まで目をくぎ付けにする。原点ってやっぱすげぇんだな。