映画原人の穴

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「スズメバチ」―要塞はやっぱり大事―

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あらすじ

 グローバル規模で売春ビジネスを手掛けていたマフィアのボスが裁判にかけられることになった。厳戒態勢で裁判所へ移送していたが、途中でマフィア軍団の襲撃を受ける。多くの犠牲を被りながらも近くにあった物流倉庫に逃げむが、そこにはパソコンを盗むために忍び込んだ強盗団がいた。倉庫を完全にマフィア軍団に囲まれてしまったことで、両者(そして警備員)は結託してマフィアの攻撃を凌ごうとするが……

 感想

 観たいなー、と思いながらも観ないで年月が経つという事はよくある。この映画もそうだ。2002年の作品だが、当時の私はアクション至上主義者であり、つまりこの映画はドンピシャだった。それから10何年か経ち、ほぼ忘れかけていた時に観るチャンスがやってきたというわけだ。

 映画というのは1本では成り立たず、 数々のバックボーンを持って成り立つ。その影響はパロディとでもオマージュとでも、悪く言えばパクリとでも何でも言うことができるが、それらが皆無の作品は基本的には存在しない。「スズメバチ」にはわかりやすい元ネタが存在する。「要塞警察」だ。ちなみに「要塞警察」は「リオ・ブラボー」や「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」に強く影響を受けている。

 私は映画は元ネタを見てから、つまり歴史の順を辿って観たほうが楽しめると思っている。幸運にも私は「スズメバチ」を観る前に「要塞警察」を観ることができていた。

 「スズメバチ」は火薬量をアップした「要塞警察」だ。それに「セックストラフィック」というドキュメンタリーが作られるほど問題になっていた人身売買という社会事情を加え、装甲車や巨大倉庫など「要塞警察」での警察署よりも派手な舞台を用意して、警察・泥棒・警備員・マフィアが暴れまわる。

 「スズメバチ」単体で見ると大して面白いとは思わないかもしれないが、「要塞警察」のシーンとのつながり(それはほとんどだが)を意識すると少し楽しくなる。「要塞警察」譲りのシビアな展開もあるが、だから素晴らしいというものでもない。要は豪華なファン映画だった。

 

 

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