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映画原人の穴

映画を中心とした感想ブログです。ネタバレなしです!

「デッドプール」はかなり子供っぽいぞ!

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あらすじ

 恋人との結婚を決めた矢先に自らが末期がんに侵されていたことを知ったウェイド(ライアン・レイノルズ)はわらにもすがる思いで怪しい人体実験をうける。結果として癌は完治するが、加えてどんな傷でも修復される不死身の肉体を得て、さらに全身の皮膚が醜くただれてしまった。ウェイドは全身を赤タイツで覆い隠し自らを「デッドプール」と名乗り、皮膚を元通りにするために実験の主導者エイジャックス(エド・スクライン)を追い始める!

 感想

 宣伝では”クソ無責任ヒーロー”とか何とか言われているが、個人的には”子供っぽい”の一言に尽きる。それは主人公だけでなく、この映画全体に言える事だ。

 「デッドプール」は「X-MEN」の流れを汲んでおり、今回は仲間として二人のX-MENメンバーが登場する。原子力パワーを操るJKのネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド(ブリアナ・ヒルデブラント)と鋼鉄の肉体を持つ巨漢、コロッサス(ステファン・カピチッチ)だ。関係性としてはコロッサスがデッドプールをX-MENに勧誘しており、ネガソニックはそれにくっついている、といった感じだ。この三人が並んだ時のチグハグっぷりは、個々の性格や容姿でグループが形成される前の公立小学校といった風である。

 また「デッドプール」の世界は非常に狭い範囲で展開される。どのシーンもタクシーや家、バーの中であり、アクションシーンにおいてもハイウェイという日常生活道路からは隔離された場所で行われ、最終決戦はもはや巨大な空き地だ。それらはある社会の中に点在しているはずだが、社会そのものは見えてこない。子供は自宅と学校の往復のみで生きるといった言葉があるが、デッドプールもその様なものであり、恋をしたり殺しあったりしているが、彼らの住む世界そのものは全く見えてこないのだ。

 作品全体で「デッドプール」というキャラクターを表現しようとして、実際にそれは成功していると思うのだが、それが映画的に面白いかどうかは別だ。アクションシーンはアクロバティックではあるが、スローを多用しすぎて飽きるし、そのうえ、おしゃべりキャラ故か、そのスローのタイミングでデッドプールが長い話を始めるからテンポが悪い。とはいえ、これからもデッドプールは様々な作品に登場してくるだろうし今回は「キャプテンアメリカ・ファーストアベンジャー」的なキャラ紹介映画として割り切り、今後に期待する感じで良いと思うよ。

 

 

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