映画原人の穴

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「逃亡者」―結末が読めた、なんて偉そうに言うな!―

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あらすじ

 シカゴの外科医キンブル(ハリソン・フォード)は妻殺しの罪で無実を訴えるも死刑が確定される。しかし刑務所への移送中の混乱で脱走に成功し、自ら真犯人を自分で探し始める。しかし有能なジェラード連邦保安官補(トミー・リー・ジョーンズ)とその部下達が追跡を開始する!

 感想

 ハリソン・フォードトミー・リー・ジョーンズという大スターが共演したサスペンスアクション。ハリソン・フォードはエクスペンダブルズに仲間入りしたし、ジョーンズはコーヒー宇宙人として今なお現役だ。

 この作品の肝はハリソンがジョーンズの追跡をかいくぐりながら事件の真相を突き止める、という事だ。どれだけスリルを感じられるかという事だが、個人的にはハラハラした。勿論ハリソンが最終的に事件を解決するのは分かりきっているのだが、その過程が大事なのだ。映画は「結果より過程が大事」なのですよ。

 この作品のテーマである「無実の主人公が追っ手から逃れつつ自ら真実を暴く」というものは人気があり数々の作品が作られている。このテーマの元ネタは実際に起こった「妻殺しの冤罪を着せられた医師」という事件であり、それを脚色した小説がテレビドラマ化され、それを映画化したのがこれだ。正統派逃走劇としてカッチリつくられているので安心してハラハラできるぞ!

 また舞台となった都市の文化を感じられるのも高ポイントだ。この作品はシカゴを舞台にしているが「緑の聖パトリックの祝日」という行事が作品内で描かれている。この日はシカゴでは皆が緑色の服や装飾品を身に着けるのが習慣であり、川さえも染料で緑色に染められる。

 この風習を知らないで「逃亡者」を観ると、なんてシカゴの川は藻だらけなんだろう!と思うが、劇中でしっかり説明してくれる。さぞ観光者が増えた事だろう。

 最後にこの作品には「追跡者」というスピンオフが存在する。こちらの主演はトミー・リー・ジョーンズ、つまりジェラードの物語だ。これ観た気がするんだけど……覚えてないなぁ。