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映画原人の穴

映画を中心とした感想ブログです。ネタバレなしです!

【映画】「ジャッキー・ブラウン」は何だかんだでタランティーノっぽい

    

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あらすじ

 安い航空会社でCAとして働くジャッキー・ブラウンパム・グリア)は武器商人オデール・ロビー(サミュエル・L・ジャクソン)の運び屋としても働いていたが、オデールを追う火器局のレイ・ニコレットマイケル・キートン)に逮捕されてしまう。

 ジャッキーは収監を逃れる為、オデールの逮捕に協力するが……

 

 

感想

 クエンティン・タランティーノ監督作品。相変わらずサントラの選曲センスは抜群でオープニングの「110番交差点」というテーマで既にノリノリにしてくれる。

 主演のパム・グリアという人はいわゆる女囚モノやブラックスプロイテーション映画で活躍したB級映画のスターで70年代に活躍した人だ。

 そんな映画群を少年時代に夢中で見てきた奴らが大人になり、時代の流れの中で表舞台からフェードアウトしつつあった往年のスター達を呼び戻す動きが起こった。この映画もその一連の作品の一つであり、タランティーノ自身がパム・グリアに夢中になり、散々オカズにしてきた(確信していい)映画少年だったのだ。

 そんなわけだから観る前は悪い男にダマされた女がセクシーを武器に復讐の血祭を演じるエログロ映画に違いない!と思っていたわけだが実際は全く違った。

 エロいシーンも銃撃アクションもほとんど出てこない。安直なショックシーンで誤魔化さない、タランティーノの「俺はイロモノじゃねぇ!」と自分の演出力を高さをみんなに伝えようとしている感じが伝わってくる。

 とは言えブリジット・フォンダのナマ足ねぶり撮りシーンやロバート・フォスターパム・グリアと初めて出会うシーンでの分かりやす過ぎる音楽の使い方など、自身の特色もしっかりと出してくる感じはさすが映画を分かってるね!とタランティーノの実力の高さを改めて実感した。

 この作品で自身の能力に自信がついたのか、タランティーノは21世紀に入ってからはB級的な気合の入った暴力映画を追求していくことになる。次回作の「ヘイトフル・エイト」は会話主体の密室劇となるらしいが、とりあえず「キサラギ」でも観ながら上映を待とうではないか。

 

 

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