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映画原人の穴

映画を中心とした感想ブログです。ネタバレなしです!

【映画】「クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」はみんな楽しめると思うゾ。

映画 クレヨンしんちゃん ガチンコ! 逆襲のロボとーちゃん [DVD]

 

 

あらすじ

 大人気ロボット映画を鑑賞し興奮気味のひろすとしんのすけは合体を真似てそれによってひろしはぎっくり腰になってしまう。 

 通り掛かったメンズエステで無料施術を受けることになったひろしだが、気付いたら体がロボットに改造されていた……

 

 

感想

 この作品は近年のしんちゃん映画の中ではとても高い評価を得ている。公開当時、宇多丸のラジオを筆頭に賞賛が相次いでいた。

 とはいえ個人的には警戒心を持っていた、。評価の声が「感動した!」とか「大人でも泣ける!」みたいな感動したことを重点にしていたからだ。

 冗談じゃねぇ、言っとくけどな「クレヨンしんちゃん」つーのは子供が見て楽しむもんなんだよ!話題作りで大人に媚び打ったエセ感動話なんかこしらえてんじゃねえ!「オトナ帝国」「戦国」の後追いなんてやめろ!と思っていたがある話を聞いてこの映画を観てみようと決めた。

 それは「伊集院光深夜の馬鹿力」だ。ここに今言った愚痴についてしっかりと話されていた。つまり大人の感動ばかり追って肝心の子供たちへの配慮がおざなりになっていないかという事であるが、伊集院曰く、大人の視点で笑ったり感動できるシーンもあるが、劇場で観ていた子供たちは全く違うシーンで笑っていたというのだ。

 結局、子供と大人のポイントは違うんだから余計なことは考えなくていいのだ。何だか気も楽になりすぐさま鑑賞してみることにした。

 この作品のテーマは「父親の復権」だ。大人はこれに直ぐ気付くだろうが、子供はあまり良く分からないだろう。しかしこれは大した問題ではない。何故ならそのテーマは物凄く表に出た「裏テーマ」といった置き方をされているからだ。

 極端な話、そこを読み取らなくても、ロボットになってすごく面白くなった父親と仲よく遊べてすごく嬉しい子供(しかも友達も羨ましがってくれる!)がその楽しみを奪われそうになり、必死でそれを守ろうとしているという姿に笑い、応援することが出来るのだ。

 個人的に一番笑ったのは終盤のロボバトル。必殺ビームは爆笑確実だ。笑いをしっかり作っておきながらも同時に「X-MEN」より異能の苦悩、「ワイルド・スピード」より家族愛が上手く描けているのはすごいな、と日本映画の底力を見た。