映画原人の穴

映画を中心とした感想ブログです。ネタバレなしです!

【映画】「孤狼の血」―お前が生きたいのはこの時代か?―

孤狼の血 [Blu-ray]

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 こういった映画が、このスケールで作られることに意味がある。と人は言う。でも意気込みだけが突っ走って、他のすべてが駄々スベリした無残な作品を見るほど、つらいものはない。
 かつて日本ではヤクザ映画が映画館の看板を背負っていた時代があった。「孤狼の血」の様な映画に人が並んだ時代であり、今よりも何もかもが曖昧で、欲望に脂ぎった男たちの時代だ。
 その時代を知らない私はこの作品を劇場で観ることで、そこで味わえる恍惚を知ることが出来るのではないかと思った。
 実際はそんなことはなかったわけだが、内なるコンプライアンスの無意味さを考えるに至った。つまり観れて良かった。

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【映画】「ムカデ人間3」―ファンディスク―

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 ムカデ人間も遂に第3作目となり、これが最後となるのだろう。
 3人、12人から一気に500人(本当か?)へと膨れ上がったムカデ人間。そして第一作と第二作の主役が悪役コンビを組むという所が魅力のはずだが……

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【映画】「ホース・ソルジャー」―日常=平和なんて思っているのは日本人だけ!?―

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おすすめ

 戦争映画は数多い。それは戦争ひとつひとつが無数のドラマを内包しているからだ。
 今回の「ホース・ソルジャー」達の物語はすこぶるドラマチックであるわけだが、長い間機密扱いとなっていた。
 戦争ドラマの金脈はまだまだ氷山の一角というわけだ。機密の公開を求める声が多いのもよく分かるというわけだ。

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【映画】「レディ・プレイヤー1」―人生、ゲーム感覚だとすぐ飽きるよね?―

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概要

 「色んなアニメとかのキャラクターをクロスオーバーさせまくったゲーム世界」を舞台にした小説をスピルバーグが映画にする。
 初めて劇場で前予告を観た時、映像には「AKIRA」の「金田バイク」が映っていた。
 そこでこれ以上この映画の情報を見るのはやめようと誓った。まだ観てない人は予告編に目をくれてやる必要はない。何も知らない状態で観たほうが驚き、興奮するはずだから。

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【映画】「エグジット・スピード」―たくさん料理を作ったけれど、お皿は紙皿一枚のみ―

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概要

 何もない田舎道を舞台にチンピラが暴れまわるカーチェイス。これはそんな「マッドマックス」に憧れた映画軍団の一つと数えて間違いないだろう。
 とはいえ、チェイスシーンは最初だけで後は「要塞警察」のような籠城アクションとなっている。つまり、B級趣味だけで構築されたC級映画だ。

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【映画】「15時17分、パリ行き」―普通の人は何気なく凄いもの―

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概要

 実際に起こった鉄道内での銃撃テロ事件(タリス銃乱射事件)を描いたノンフィクション。どれ程ノンフィクションかというと…なんと主演の3人は実際の事件の当事者、つまりご本人様である。
 普通の人々が主役となるこの映画は、それを鑑賞した普通の人々に色々な”気付き”を与えてくれる。今の自分に自信がない人はぜひ観てみるべき!

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【映画】「T2 3D」―世界よ、これが3Dだ!!―

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概要

 今や、4DXやMX4D,VRやARなど、「飛び出すだけではない現実感」を追求した映像表現が世間にバッチリと認知され、娯楽等で普及している。

 デジタル3Dはそれらの先鋒として登場し、キャメロンの「アバター」で一気に世界に普及した……ところが現在、鳴り物入りで投入されたはずの3D対応テレビは何時の間にか皆撤退し、次世代映像の牽引役だったはずの3Dは下火になってしまった。

 しかし、この「T2 3D」はそんな3D業界を再び躍動させるダイナモの様な圧倒的な傑作であった。既存のどんなVRよりも凄まじい現実感だ!

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